search/サーチ
こんにちは、チョコPです。
SNSで話題になっていた『search/サーチ』!同僚の勧めもあり観に行ってきました!
作品情報
『スター・トレック』シリーズなどのジョン・チョーを主演に迎えたサスペンス。失踪した娘を捜すために彼女のパソコンを操作する父親の姿を描く。『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』の監督を務めたティムール・ベクマンベトフが製作、眼鏡型端末 Google Glass だけで撮影した短編が話題を呼んだアニーシュ・チャガティが監督と共同脚本を担当。ドラマシリーズ「ウィル&グレイス」などのデブラ・メッシングらが共演した。パソコンの画面の中で全てのストーリーが展開する。 シネマトゥデイ
データ
原題 : Searching
製作年 : 2018
製作国 : アメリカ 上映時間 : 102分 映画.com
あらすじ
ある日を境に行方不明になった1人の女子高生。家出なのか犯罪なのか騒がれる中、娘を心配する父親はPCを手掛かりに娘の捜索に乗り出す。
登場人物(キャスト)
- David Kim (John Cho)…主人公
小言が多いパパ。
- Margot (Michelle La)…デイビッドの娘
ピアノが得意。
感想
“PC画面を通して全てのストーリーが展開する新感覚サスペンス”
と銘打っているだけあって巧みな映像構成に驚き!
観る前はもっと狭い世界観で窮屈な印象を受けるかな~と思っていたんですが、まったくそんなことありませんでした!評価の高さも納得です。
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SNSで娘を救えるか?
限定されたシチュエーションだからこそ、随所に飽きさせない工夫があり楽しめます。
まず、父親のSNSの駆使具合が半端じゃないです。
PCを筆頭にスマホやタブレット、FaceTimeやらFacebook・Twitter・Instagramなどなど。
無駄のない動きで調べ上げていきます。
私はそういう方面に疎いのでびっくりしました。私の父親ならビラ配りと聞き込みだけで終わると思います(笑)
それにしても次から次へと娘の痕跡を探しまくるパパの気迫がすさまじい。
(C)画像引用:Searching (2018) - IMDb
パパげっそり…
後半になると隠しカメラやニュースの生中継も出てきたりと、臨場感もあり目が離せません。
ストーリーは、娘の安否と事件の真相、その両方に迫っていきます。
一転二転する見えない敵とちりばめられた伏線…。状況が分かるにつれてその伏線たちも綺麗に拾われていきます。
まさに一級サスペンスです。
大事なのは伝えること(ネタバレ有)
最後はマーゴットの生死が分からない状況で、
“絶対生きてるし感動的な抱擁とかありそう…”と冷めた目線で見ていましたが、全然違いましたね。
実際は変に感動させる演出もなく、娘視点に切り替わったのが良かったです。よりナチュラルに生を感じられました。
そして2人のやりとりで一番心に残ったのが、
"mom would be too."
これにはほろっときました。何年も伝えたくて伝えられなかった言葉…。母親のことでわだかまりがあった2人ですが、お互い正面から向き合えた瞬間です。
家族には言わなくても伝わるだろうではなく、
家族だからこそ普段から向き合っていないと、気付かない内にどんどんすれ違ってしまうこともある、ということですね。
まとめ
searchは映像の面白さだけじゃない。
親子の不器用で暖かな関係を描いた、家族と向き合うことの大切さを教えてくれる素敵な映画でした。
満足度
★4.5 /5点満点中