韓国映画『暗殺/ビューティー・インサイド/哭声 コクソン』シンプル感想〜三作品まとめ
こんにちは、チョコプリンです。
今回は、ためにためた過去鑑賞映画の中から三つの韓国映画をピックアップし、その感想の再レビューをしたいと思います!
暗殺
(C)画像引用:암살(2015) - 나무위키
原題 : 암살
製作年 : 2015
上映時間 : 139分 나무위키
日本統治下時代が舞台。
日本人には複雑に感じるけど、反日映画というほどでもなく韓国内部での対立がメイン。間延び感のある展開であまり入り込めなかった。
ただただ、チョンジヒョンが美しく絵になる映画。
2.5 /5点満点中
観ていて気になったのは日本人役の方の日本語です。
日本人ではなく韓国人俳優が演じているため、発音の方に意識がいってしまってストーリーに集中し難かったというのがあります…。
こういうのって現場でのディレクションはどうなってるんだろう。
そもそも、日本人がキャスティングされれば解決する問題ですけど、両者それは難しいんでしょうね。
あと、この映画は日本公開当時に観に行ったんですが、その時はまだ抗日という言葉もあまり知らなくて、“複雑”という言葉で誤魔化しています。
今思うと勉強不足でした。
KPOPや韓国ドラマ・韓国映画などKcultureを楽しむ者として知識のアップデートは必須ですね。
ビューティー・インサイド
(C)画像引用:뷰티 인사이드(2015) - 나무위키
原題 :뷰티 인사이드
製作年 : 2015
上映時間 : 127分 나무위키
大好きな作品。
眠るたびに性別・年齢関係なく全くの別人になってしまう体質の主人公が、1人の女性と出会い始まる物語。
好きになればなるほど揺らぐ感情が切ない。ファンタジーなのにリアルな描写が繊細で美しいラブストーリー。
上野樹里とのシーンが好き。
5 /5点満点中
全くの別人になるということは、普通の恋愛は到底無理なわけです。
相手からすると家族にも紹介できない、顔を思い浮かべることもできない、そういった現実的な不安が的確に描かれていて良かったです。
キャストは、ハンヒョジュが落ち着いた大人の綺麗さで、可愛いの一言!
映画の記者会見か何かで「一番印象的だった俳優はいますか?」という質問に、「上野樹里さんです。」と答えていたのがすごく嬉しかった記憶があります。実際二人のシーンは短いのに印象的でした。
表面上百合なので笑、私得でしかなかったです。
哭声 コクソン
(C)画像引用:곡성(2016) - 나무위키
原題 :곡성
製作年 : 2016
上映時間 : 156分 나무위키
冒頭に出てくる福音書の一節がテーマ「人はどうして疑うのか」
サスペンス、ホラー、カルトが混ざり合った心地いい混乱。前半は笑える場面もありダークな雰囲気の中で良いアクセントになっている。
終盤30分で畳み掛けるようなテンポになり引き込まれた。國村隼の怪演が光る 🍄
5 /5点満点中
とにかく疑心暗鬼の描写がすごい!えらいことになってます。ここまで余韻が深く残る作品って中々ないと思います。
韓国映画はダークな作品でも笑いがあることが多いので、ダレることなく観られるのが良いですね。ジャンルごちゃ混ぜなのにエンターテイメントに昇華させる技がさすがです。
合わせて以前書いた『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』もご一読ください♪