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映画『ザ・ハント』感想 | カオスっぷりがすごい問題作!爽快感を楽しもう。【ネタバレ】

ザ・ハント

(C)2020 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.

 

令和のバトルロワイアルかと思いきや…爽快感を楽しむ作品です。

 

 

こんにちは、チョコプリンです。 

 

今回レビューする『ザ・ハント』は、富裕層による人間狩りを描いた問題作です!

 

◆鑑賞のきっかけ◆

ただ過激でグロいだけなら嫌だなーと思っていたんですが、“強い女が大活躍する”と聞いて興味が湧いたからです。

作品情報

富裕層が娯楽目的で行う人間狩りを描いたバイオレンススリラー。標的として集められた男女のサバイバルを、アメリカ社会への風刺を盛り込み活写する。『ゲット・アウト』など数々のヒット作を送り出してきたジェイソン・ブラムが製作、『コンプライアンス 服従の心理』などのクレイグ・ゾベルが監督を務めた。オスカー女優のヒラリー・スワンク、ドラマシリーズ「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」などのベティ・ギルピン、『パロアルト・ストーリー』などのエマ・ロバーツらが出演する。 シネマトゥデイ

 

データ

原題 : The Hunt 製作年 : 2020 映倫区分 : R15+

製作国 : アメリカ 上映時間 : 90分 映画.com

 

あらすじ

広々とした森の中で12人の男女が目覚めると巨大な木箱があり、中には1匹の豚と数多くの武器が入っていた。状況が飲み込めないまま何者かに銃撃された彼らは武器を手に逃げ惑う中、あるうわさが本当であったことに気付く。それは、「マナーゲート」と呼ばれる一部の富裕層によるスポーツ感覚の「一般市民狩り」だった。一方、狩られる側の1人であるクリスタル(ベティ・ギルピン)が反撃を開始する。 シネマトゥデイ

 

登場人物(キャスト)

◇Crystal(Betty Gilpin)…主人公、狩られる側

 

◇Athena(Hilary Swank)…狩る側

 

感想

鑑賞前はジャケットに並ぶ刺激的なワードに身構えていましたが、案外見やすかったです。

 

悪趣味なゲームと反撃する女

始まりは、領地という表現に、上流貴族のような振る舞い、遊び・ゲーム感覚で人が死んでいき、悪趣味さ全開です。

ですが、この映画は胸糞映画でも鬱映画でもありませんので、反撃のターンがやってきます(主に1人によって)。

 

その狩る側と狩られる側、立場が入れ替わった時の爽快感とカオスっぷりがすごい!

この大活躍する女ことベティ・ギルピン演じるクリスタルが本当にかっこよくてミステリアスな存在です。

 

話は見ていてどういうこと?って多々なるんですが、流れが面白くて飽きないし、所々クスッとさせてくるのが良いです。

 

社会派作品というよりエンターテイメント

社会・人権問題(不法移民・難民問題、人種・性差別等々)についてブラックユーモア満載で、それなりに風刺されてますが、それがメインではなく、圧倒的にエンターテイメントに振り切ってます。

 

メッセージ性は強いて言うならクソVSクソ。分断されたアメリカ社会を揶揄っています。誰がどの役割でどう展開するのか、スタンダードなんてクソ喰らえって感じ。

 

個人的に風刺というよりは無双、意味ありげでないのがこの映画なのかという結論になりました。

 

ただ、アメリカの社会情勢を知らないとジョークは難しいかもしれません。それで無くてもなんやら分かりにくさはあるので。

 

まとめ(ネタバレ有)

話は1年前に遡り、

「マナーゲート」による人間狩りはただのチャットのやりとり→今回の参加者が陰謀論として拡散→実際に人間狩りしてやろう!

最後は生き残った黒幕アシーナとクリスタルで戦いますが、クリスタルに同姓同名の別人の可能性が浮上します。

それでも戦い続けた激闘の末、クリスタルが勝利………という流れでした。

 

 

映画好きほど予想を裏切られる今作、アメリカ社会について予習するのはしておいて、鑑賞中は気楽に観るのが良いかなーと思いました。

 

 

満足度

★3.5 /5点満点中

 

 

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